これまでのアクチュアリー試験の合格率はどれくらい?

アクチュアリー試験の合格率
超難関とも言われるアクチュアリー試験ですが、合格率を見ればその難易度の推測も容易です。
受験を検討しているのであればまずは基本情報となる合格率についても知っておきましょう。
アクチュアリー試験は合格率の変動が大きい試験
アクチュアリー試験は合格率の変動が大きい試験としても知られています。また、1次試験では5科目、2次試験では2科目あるため、科目による合格率にも開きがあります。
年度による合格率の変動にはいくつか理由があると言われていますが、試験問題を作成するメンバーの交代もその一つです。2~3年ほどでメンバーが変わるため問題の傾向が変わりやすく、対策が立てづらいと言われています。
また、極端に合格率が低い科目があった場合、次年度は問題が優しくなるという傾向もあります。試験を受ける年度によって難易度が大きく変わるため、合格率の変動も大きいのがアクチュアリー試験の特徴と言えるでしょう。
アクチュアリー試験は難しい
日本アクチュアリー会は毎年3月末に、科目別の受験者数・合格者数・合格率を公表しています。以前は公式の数字が出ず推計値が出回っていましたが、現在は会のサイトで確かめられます。
合格率はおおむね15~30%のあいだで動きますが、科目と年度による差がとても大きいのが実情です。2025年度は年金数理の19.4%から会計・経済・投資理論の45.3%まで開きました。
2025年度(2025年12月実施)の科目別結果
| 第1次試験 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|---|
| 数学 | 864 | 260 | 30.1% |
| 生保数理 | 480 | 141 | 29.4% |
| 損保数理 | 570 | 148 | 26.0% |
| 年金数理 | 310 | 60 | 19.4% |
| 会計・経済・投資理論 | 636 | 288 | 45.3% |
| 第2次試験 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|---|
| 生保1 | 339 | 60 | 17.7% |
| 生保2 | 356 | 63 | 17.7% |
| 損保1 | 135 | 24 | 17.8% |
| 損保2 | 107 | 23 | 21.5% |
| 年金1 | 58 | 11 | 19.0% |
| 年金2 | 59 | 16 | 27.1% |
出典:日本アクチュアリー会「2025年度資格試験結果について」(2026年3月31日発表)。全科目合格者のうち96名が新たに正会員として承認されました。
しかし、年度によってはどの科目も約30%の合格率となっていることがあります。同年度でも10%に満たない合格率の科目があるかと思えば、50%近い合格率になる科目もあるようです。
こうした傾向を把握しておけば、どの年度にどの科目を受験するかの参考になるかもしれません。

アクチュアリー試験の2次試験合格率は1次試験の合格率を下回ることが多いようです。これは、多肢選択式ではなく論述式の解答が求められるからでしょう。
2次試験では合格率が高い年度でも20%を大きく超えることはありませんし、10%に満たない年度も珍しくはありません。論述式の試験では一般的に合格率が下がりますが、アクチュアリー試験も同じということです。
かつては年金コースの合格率が低い年が続きましたが、2025年度は年金2が27.1%と6科目で最も高くなりました。コースごとの有利・不利は年度で入れ替わるので、直近1年の数字だけで受験コースを決めないほうが良いでしょう。
アクチュアリー試験は難しいことで知られていますが、年度によっては意外と合格率が高いこともあるようです。前年度の合格率を参考に受験する科目を絞ったり、増やしたりという対策を立てるのも有効でしょう。
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